筋肉はどの部位もそれぞれ役割があり、特徴が異なります。そのため、筋トレをする際もその筋肉の特徴に合わせることがポイントです。
腹筋（腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋、横隔膜）は、日常生活の中で体を支えたり、体を曲げたりする働きがあり、長時間に渡って力を発揮しているため、持久力のある筋肉と言えます。
そのため、筋トレにおいても、レップ（回数）や頻度を高めにすると効果的なトレーニングができます。

上述の通り、腹筋を鍛える場合、頻度を高めに設定するのは効果的なので、毎日腹筋をするというのはあながち間違いではありません。
筋トレビギナーの方の場合は、まずは１００回を週３回ほどを目安にすると良いでしょう。
すでに筋トレをしている方であれば、他のトレーニングと調整しながら、可能な限り頻度をあげると良いでしょう。
腹筋は筋肉の中でも比較的、回復速度が速い方なので、脚の筋肉などの大筋群ほど、筋トレの間隔を空ける必要はありません。

■腹筋の筋トレの注意点

高レップ（回数）、高頻度で腹筋の筋トレを行うからといっても、ただがむしゃらにやれば良いというわけではありません。
以下のような点に注意しましょう。

・惰性の動作で行わない
筋肉を成長させるには、ターゲットの筋肉を使い、刺激を与えることが必須です。
そのため、腹筋の筋トレをする際は、惰性の動作で回数をこなすのではなく、腹筋をしっかりと伸展・収縮させるように意識して行いましょう。

・腰の怪我に注意する
腹筋の筋トレをすると、腰を痛めてしまうという方も多いのではないでしょうか？
これには様々な要因がありますが、まだ腹筋が強くない段階で回数をこなそうとすると、腰回りの筋肉を使ってしまうなど、怪我のリスクが発生します。
そのため、まずは決めた回数を何がなんでもこなすというのではなく、正しいフォームで行うことを最優先して、できる回数から行うようにしてください。

いかがでしたか？
今回解説した腹筋のように、筋肉にはそれぞれ特徴があり、それにあった鍛え方が必要です。
また、「とにかくたくさんやる」「とにかくハードにやる」といった感じのイメージでやるのではなく、「鍛えたい筋肉を使う」という、筋トレの本質を忘れないようにすることも重要です。

男性専門・ボディメイクコンサルタント
Ryoko