子供の太りやすさはいつ決まる?

子育て 2017.6.28
子供の太りやすさはいつ決まる?

太りすぎの原因は、普段の食生活や運動などの習慣が大きな要因ですが、それ以上に重要な根本的な太りやすさは、実は子供の頃に決まってしまうというのはご存じですか?
つまり、子供の将来の太りやすさは、日常生活を管理しているママが決定づけると言っても過言ではないんです。
ちょっと耳の痛む話かもしれませんが、今回は、子供の太りやすさが決まる時期について解説したいと思います。

■脂肪細胞とは?

私たちの体の中に存在する脂肪細胞はひとつではなく二種類あり、それぞれ役割が異なります。
二種類の脂肪細胞の違いは以下の通りです。
・白色脂肪細胞
私たちが一般的にいう「脂肪」は、この白色脂肪細胞のことを指しています。
役割は、食事から摂取したうち、余ってしまったエネルギーを「中性脂肪」として、体の中に蓄えておくことです。
この白色脂肪細胞は、体の中の至るところに存在していますが、お腹周り(下腹部)、太もも、お尻、背中、
二の腕や内臓周辺に多く集まっています。
そして、この白色脂肪細胞の数は、「胎児期」「乳幼児期」「思春期」の時期に増加するため、将来の太りやすさも
この段階で決まってしまうと言われています。

 

・褐色脂肪細胞
もう一つの褐色脂肪細胞は、エネルギーを貯蓄する白色細胞とは逆で、余分な脂肪を分解し、
エネルギーを消費してくれる細胞です。
ただし、褐色脂肪細胞は全身には存在せず、首の後、肩甲骨周辺、心臓や腎臓付近、ワキといった体の特定の
部位のみに存在します。
この褐色脂肪細胞の数は、生まれた時がいちばん多く、成人以降は加齢とともに減っていきます。

 

■太りやすさが決まるのはいつ

上記のことから、子供の将来の太りやすさが決まるのは、胎児期に始まり、思春期には決定してしまうと言えます。
もちろん、それ以降の食事や運動といった生活習慣も大事ですが、ベースの体質を決めてしまうのは子供の頃、
つまり、ママが管理する部分が大きな要因となってくるのです。

 

■ママが注意すべきこと

子供の将来の健康を考えると、ママがバランスの良い食事を食べさせ、適度な運動を子供に習慣づけることは
とても重要だといえます。
毎日の食事に加えて間食も必要な栄養がとれるものにし、日常生活の中でも、ゲームばかりをさせるのではなく、
体を動かすスポーツに積極的にチャレンジさせてあげましょう。
 
いかがでしたか?
お子さんには将来、太りすぎずに健康な体でいてほしいですよね。
子供の頃からバランスの良い食事をとっていれば、将来もその習慣がつきやすいですし、
スポーツをしていれば、大人になってからも多趣味に過ごせるなんてメリットもあると思います。
子供の将来を考え、ママがしっかりサポートしてあげましょう!

< in Shape 一覧に戻る